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実行ファイルのアイコンの変更

 Visual Studio で作成したアプリケーションの実行ファイルのアイコンはデフォルトのアイコンが設定されていますが、もちろんこのままのアイコンでいい、という人は少ないはずです。ここでは実行ファイルのアイコンの変更方法について説明しています。

デフォルトの実行アイコン (アプリケーションの種類によって若干異なります)

 Visual Studio 2008 Standard Edition で説明していますが、他のバージョンの Visual Studio でも基本的な部分に違いはないと思います。

Windows フォーム アプリケーション (C#, VB.NET, C++/CLI)

Windows フォーム アプリケーション .NET Framework を使用した Windows Form アプリケーションを作成した場合の実行ファイルアイコンの変更方法について説明します。プログラミング言語による違いはほとんどありません。


プロジェクトのプロパティ プロジェクトを開いたら、ソリューションエクスプローラーから「Properties」を開きます。


実行ファイルのアイコン変更ボタン プロパティ画面が開いたら、右図にある赤丸のボタンをクリックします。ここで実行ファイルのアイコンを変更できます。


アイコン選択 ファイル選択ダイアログが開いたらアイコンを選択します。


アイコンが変更されている すると、アイコンが読み込んだものになり、アイコン名を変わっています。


アイコンがプロジェクトに追加される プロジェクトにもアイコンが追加されていることがわかります。


実行ファイルのアイコン プロジェクトをビルドすると実行ファイルのアイコンが変更されていることが確認できます。


フォームのアイコン フォームの左上に表示されるアイコンですが、実行ファイルのアイコンとは連動していません。

 これを変更するにはフォームのデザイナ画面を開き、フォームを選択してプロパティを表示し、右図の「Icon」プロパティで変更できます。ただし 256px 以上のアイコンは使用できない点に注意してください。


WPF アプリケーション (C#, VB.NET)

WPF の実行ファイルアイコン WPF アプリケーションで実行ファイルアイコンを変更する方法は、Windows フォームのときと同じです。詳しくはそちらを確認してください。


プロジェクトにアイコンを追加 ウインドウの左上のアイコンを変更するには、あらかじめプロジェクトにアイコンファイル、または画像ファイルを追加しておきます。


アイコンを設定 次に WPF デザイナを開き、 Window のプロパティの「Icon」に、アイコンファイル名を直接設定してください。


Win32 アプリケーション (C, C++)

Win32 アプリケーション Win32 アプリケーションの実行ファイルアイコンの設定について説明します。


アイコンファイル プロジェクトを開くとリソースファイルというところにプロジェクトの名前と同じアイコンファイルがあります。これが実行ファイルに適用されるアイコンファイルです。


アイコンエディタ 試しにアイコンファイルをダブルクリックして開くと、アイコンエディタが開き、編集することができます。

 しかし、標準で作成されるアイコンは 32bit 形式のものがあり、なぜかアイコンエディタでは編集できません。なので別途アイコンファイルを作成し、既存のアイコンファイルと置き換える方法が好ましいと思います。


既存のアイコンファイル プロジェクトを作成したフォルダにはプロジェクトと同じ名前のアイコンファイルがあります。これを置き換えてください。


アイコンファイルを上書き あらかじめ用意したアイコンで既存のアイコンを上書きします。


アイコンが変更される すると Visual Studio 上でもアイコンが変更されたとこが確認できます。


実行ファイルアイコンが変更されている 実際にビルドを行い、実行ファイルを作成すると、アイコンが変更されていることがわかります。


ウインドウのアイコン ちなみにウインドウの左上のアイコンは「small.ico」ファイルとして定義されていますので、変更したい方はこのファイルを書き換えてください。


Win32 アプリケーション 空のプロジェクト (C, C++)

Win32 アプリケーション 空のプロジェクト Win32 アプリケーションを空のプロジェクトを作成した場合の実行アイコンファイルの設定について説明します。コンソールアプリケーションでも代用できる方法です。


作成されたプロジェクト 空のプロジェクトを作成すると右図のような構成でプロジェクトが作成されます。フォルダが作成されますが、ファイルは一つも作成されません。


リソースの追加 「リソース ファイル」のフォルダを右クリックして、「追加」→「リソース」をクリックします。


リソースの追加ダイアログ リソースの追加ダイアログが表示されるので、「Icon」を選択して「新規作成」ボタンをクリックします。


追加されたアイコン アイコンが作成され、画面に表示されます。このアイコンが自動的に実行ファイルアイコンとなります。


プロジェクトにアイコンが追加されている プロジェクトにもアイコンファイルが追加されていることがわかります。


実行ファイルのアイコンとして使用されている 空のプロジェクトだとそのままビルドができないので、代わりにコンソールアプリケーションを作成して、上記の方法でアイコンを追加しビルドすると、右図のように実行ファイルにアイコンが適用されていることがわかります。

 アイコンの編集方法などは Win32 アプリケーションと同様なのでそちらを確認してください。


 ちなみに空のプロジェクトからウインドウを作成しウインドウのアイコンを設定する場合は、別途アイコンファイルを作成し(実行ファイルと別の場合)、プログラムで設定する必要がありますが、説明が長くなってしまうので割愛します。ウインドウを表示する方の Win32 アプリケーションを作成してプログラムやリソースファイルを眺めてみてください。


MFC アプリケーション (C++)

MFC アプリケーション MFC アプリケーションの実行ファイルアイコンの変更方法について説明します。ですが、アイコンの変更方法は Win32 アプリケーションとほとんど同じなのでそちらを参照してください。

 MDI, SDI, ダイアログベース、いずれでも変更方法は同じです。


MFC のデフォルトアイコン デフォルトのアイコンは MFC 用のアイコンになっています。このアイコンは 24bit で作成されているので、Visual Studio 上でも直接編集することができます。

 また、このアイコンファイルは実行ファイルとウインドウのアイコン両方で共有する形になっています。


ドキュメントのアイコン MDI や SDI などのダイアログベース以外のアプリケーションとして作成した場合は、ドキュメント用のアイコンも存在します。こちらはドキュメント単位で作成されるウインドウのアイコンとして使用されます。


ウインドウのアイコン 右図が MDI ベースで作成したウインドウのアイコンです。


アイコンファイルを作成するためのツール

 アイコンファイルを作成するには「画像ファイル」と「アイコンファイル」を作成するためのツールが必要です。または両方を兼ね備えたツールも存在します。

 画像ファイルを作成するためのツールはなんでもかまいません。「.png」ファイルを出力できるツールが望ましいです。Windows に標準で付いている「ペイント」でも作成することができます。画像ファイルを作成するツールでフリーのものでは以下のようなソフトがあります。

 画像ファイルからアイコンファイル「.ico」ファイルに変換するツールには以下のようなものがあります。