XNA で開発を行うには以下のものを用意する必要があります。Windows 用のゲームを作る場合と Xbox 360 用のゲームを作る場合、 Zune
用のゲームを作る場合では用意するものが異なります。
| 用意するもの | どのプラットフォームのゲーム開発に必要か | 費用 |
|---|---|---|
| パソコン | Windows, Xbox 360, Zune | パソコンの種類による |
| Windows (XP SP2 以降, または Vista) | Windows, Xbox 360, Zune | OS の種類による |
| Xbox 360 | Xbox 360 | 本体価格 |
| Zune | Zune | 本体価格 |
| テレビ | Xbox 360 | 本体価格 |
| Microsoft Xbox 360 Controller (for Windows) | (Windows), (Xbox 360) | 本体価格 |
| インターネット接続環境 | (Windows), Xbox 360 | プロバイダなどによる |
| ネットワーク環境 | Xbox 360 | 構築環境による |
| Visual Studio 2008 | Windows, Xbox 360, Zune | 無償、または有償 |
| DirectX 9 ランタイム | Windows | 無償 |
| XNA Game Studio 3.0 | Windows, Xbox 360, Zune | 無償 |
| Xbox Live メンバーシップ | Xbox 360 | 無償、または有償 |
| クレジットカード | Xbox 360 | 場合による |
| XNA Creators Club メンバーシップ | Xbox 360 | 有償 |
| XNA Game Studio Connect | Xbox 360 | 無償 |
| Zune Client software | Zune | 無償 |
| Microsoft XNA Game Studio 3.0 ドキュメント - 日本語 | 必須ではない | 無償 |
| DirectX SDK | 必須ではない | 無償 |
| その他 | 必須ではない | ---- |
※ プラットフォームのカッコつきの文字は、必要な場合と必要でない場合がある。
各々の必要なものについて入手方法や注意点について説明します。
まずはパソコンが必要ですので用意してください。「Windows」がインストールされているもの、またはインストールできるパソコンである必要があります。(Windows
の種類などについてはこちら項目を見てください)。パソコンはデスクトップ型でもノート型でもどちらでも構いません。
インターネットや Xbox 360 に接続するためのインターフェース(LAN カードや
LAN ケーブルを挿せるところ)が付いている必要があります(大抵付いているので問題ないです)。
パソコンのスペックについてですが、できる限り高性能なものを用意して、ストレスを感じずに開発できるような環境がいいでしょう。ただ、必ずしもそうできない人もいると思うので、開発用途に応じて最低限必要なものを下に書いておきます。
Windows 上で XNA Framework を使用したプログラムを起動させる際に「シェーダモデルバージョン 1.1 以上に対応したグラフィックカード(ビデオカード、またはチップセット)」が必須になっています(シェーダモデルとは?(ウィキペディアより))。最近市販されている PC (2009年時点) であればこの条件を満たしている可能性が高いですが、少し前の業務用でしか使わないような PC やネットブック の場合、グラフィックカードがシェーダモデルに対応していない場合はありますので注意する必要があります。
シェーダモデルには「頂点シェーダ」「ピクセルシェーダ」の2つのバージョンが存在しますが(バージョン 3.0 までの場合)、「ピクセルシェーダ」の方が 1.1 以上に対応していればOKです。頂点シェーダは対応していなくても実行させることは可能です。
他のスペックは特に最低限ラインはありません。動作が重いか早いかの違いになります。
デスクトップ型のPCでビデオカードが必要な場合は、パーツの専門店などで調べてみるといいでしょう。PC 自体を買う場合は、ゲーム向けと言われるパソコンの方が快適に開発できると思います。
Xbox 360 のみでゲームを実行させるのであれば、パソコンのスペックに最低限ラインはありません。
実行させるのでなければ、Windows 用のゲームでも Xbox 360 用のゲームでもパソコンのスペックに制限は影響ありません。
ハードディスクの容量は数 GB くらい空いていれば十分でしょう。最近のパソコンであれば問題ないと思います。
Windows 用のゲームを作る場合は、作成したゲームに応じて「最低限このスペックで動作させる」チェックをするためのテスト用パソコンも用意した方が、ゲーム作りで目安になるかもしれません。
Windows は以下のバージョンでの開発に対応しています。(XNA Game Studio 3.0 リリース時点)
Xbox 360 でゲームをデバッグしたり、実行させたりするのに必要です。逆に Windows のみで実行させる場合は必要ではありません。
Xbox 360 を使用する場合、本体の他に「Xbox 360 ハードディスク」を取り付けている必要があります。ハードディスクの容量は「20GB」「60GB」「120GB」どち���でも構いません。これがないと、XNA の開発に必要な環境や、作成しだデータを保存することができません。
また、同じ記憶媒体として「メモリーユニット」がありますが、こちらには保存させることはできませんので注意してください。
もし、無線で Xbox 360 と接続したい場合は、別途「Xbox 360 ワイヤレス LAN アダプター」が必要になります。
Zune でゲームを実行させたい場合に必要です。ゲームを作るだけなら必要ありませんが、Zune 固有の解像度やインターフェース、スペックがあるため、Zune 用のゲームを作りたい場合は実機を持っている方がいいでしょう。
2009年2月時点では Zune は日本で販売されてません。アメリカとカナダでのみ発売されているため、現地に行って買うか通販で買う必要があります。そもそも Zune は日本語対応されておらず、日本で販売されていないのでわざわざ Zune 用のゲームを作る必要があるかどうかは微妙なところですが…。
Xbox 360 を使用する際に必要です。ゲームでも普通使うので当たり前なのですが、適当なものを用意しておきましょう。ハイビジョン映像出力にも対応しているので、作ったゲームを即座に迫力のある画面で見ることもできたりします。
また、下リンクのケーブルを使用するとパソコン用のモニタでも出力することができます。パソコン用のモニタしかない場合は、こちらを用意しておくことをお勧めします。
Windows で Xbox 360 コントーローラーを使いたい場合に必要です。CD が一緒に付いてきますので、Windows XP の場合はこれをインストールしてから USB でコントローラーを繋いでください(または、こちらのリンク先から「Microsoft Xbox 360 Controller ゲーム コントローラ ソフトウェア (Windows 版) 」をダウンロードしてインストールしても同じです)。Windows Vista の場合はそのまま接続して OK です。
Xbox 360 本体の方は、初めから専用のコントローラーが付いているので特に問題はないと思います。ただし、複数のコントローラーを使用したゲームを作る場合は、別途購入する必要があります。Windows の場合も同じです。
このページを見ている時点でおそらくインターネットには接続していると思うので問題はないと思います。開発する環境がインターネットにつながっていない場合は、別途プロバイダと契約するようにしてください。Windows, Zune 用のみのゲームを開発する場合と、Xbox 360 用のゲームを開発する場合では条件が若干異なります。
Windows, Zune 用のゲーム開発のみを行う場合は、開発環境をインストールする際にインターネットに接続する必要がありますが、それ以降は接続されていなくても問題ありません。
ただし、ネットワークゲームの場合はインターネット接続必須です。
Xbox 360 用のゲームを開発するときは、XNA Game Studio Connect を起動する際にインターネット経由で Xbox Live に接続しなければいけないので常に必須になります。接続が必要なのは Xbox 360 本体側です。
詳しくは Xbox 公式サイトをご覧ください。
XNA でプログラムを組むための開発環境です。プログラミング言語として「C#」を使うこととなります。「Visual C# 2008 Express Edition」はマイクロソフトのサイトからダウンロードでき、登録さえすれば無償で使用することが可能です。また、XNA Game Studio 3.0 からは C# であればその他の「Visual Studio 2008」の上位バージョンにも対応しています。
Visual Studio 2008 は XNA Game Studio 3.0 をインストールする前にインストールしてください。
手動でインストールしたい場合は、下のリンクからダウンロードして下さい。
Visual Studio 2008 のインストールについての詳しい説明は下のページで紹介しています。
※ ここの Tips では「Visual C# 2008 Express Edition」と「Visual Studio 2008」の両方が混在して記述されている場合がありますが、内容的にはほとんど違いはありません。
DirectX 9 のランタイムは Windows でゲームを実行させる際に必要です。以下のリンク先から DirectX 9 の最新版をダウンロード・インストールしてください。
DirectX 9 のランタイムは XNA Game Studio 3.0 をインストールする前にインストールしてください。
また、XNA Game Studio 3.0 のインストールについての詳しい説明は下のページで紹介しています。
Xbox 360 用のゲームを作るには「Xbox Live メンバーシップ」が必要です。Xbox Live メンバーシップへの登録は、下のリンク先の方が詳しいのでそちらを参照してください。
なお、Xbox Live メンバーシップは無料のシルバーメンバーシップでかまいません。ゴールドメンバーシップでない場合は自動的にシルバーメンバーシップに変更されるので特に気にしなくてもいいでしょう。(私はシルバーメンバーシップで使っています。)
ただし、Xbox 360 でネットワークを使用したゲームを行うには「ゴールドメンバーシップ」でないといけません。
XNA Creators Club メンバーシップを購入する際に必要です。学生の方や未成年の方は、保護者の同意が必要であるか、または保護者の名義で使用することになります。保護者の方にきちんと相談して使用してください。
Xbox 360 用のゲームを作るには「XNA Creators Club メンバーシップ」を購入する必要があります。もし、Xbox 360 を使う必要がないのであれば、XNA Creators Club メンバーシップは買う必要はありません。購入する際に個人情報を入力しますが、12歳以下の方は登録できませんので注意してください。
「XNA Creators Club メンバーシップ」の購入は Xbox 360 側の操作で行います。メンバーシップは「12ヶ月分 (9,800円)」と「4ヶ月分 (4,800円)」があります(2009/01/01 時点)。
購入方法についてはこちらのページで説明しています。
XNA Game Studio Connect は XNA で作成したゲームを実行したり、パソコンと接続するために使用します。こちらも Xbox 360 で開発する場合にのみ必要となります。
XNA Game Studio Connect は XNA Creators Club メンバーシップ を購入するところと同じ場所にあるので、一緒にダウンロードしましょう。XNA Game Studio Connect 自体は無料です。
XNA Game Studio Connect を使用して Windows と Xbox 360 を接続するには下のリンクを参照してください。
「Zune Client software」にはドライバや Zune に曲などを同期させるソフトウェアなどがすべて含まれています。Zune の公式サイトでも別に配布されていますが、あちらのインストーラーの場合、日本語 OS でうまくインストールできないなどやっかいな作業が必要になるので、手っ取り早くこちらをインストールしましょう。
もし、CD が付属していてドライバがある場合はそちらをインストールしてもかまいません。
XNA Game Studio 3.0 をインストールしたとき、英語のドキュメントのみが付属しています。以下のリンク先から日本語版をダウンロードしインストールすると、ヘルプから日本語が選択できるようになります。
XNA による開発には特に必要はないのですが、開発をする際に役に立つツールなどが同梱されているので、インストールしておいて損はないと思います。
DirectX SDK は下のリンク先からダウンロードできます。
必要に応じてあるといいものを載せています。
|
Xbox 360 メモリーユニット(512MB) Xbox 360 メモリーユニット(64MB) |
複数のデータ保存先デバイスが存在する場合のテストに使用できます。 |
| 更新日時 | 更新内容 |
|---|---|
| 2009/02/21 | Microsoft XNA Game Studio 3.0 ヘルプ ドキュメント - 日本語について追記 |
| 2009/02/15 | Zune と Zune Client software の説明を追加 |
| 2009/01/01 | XNA Game Studio 3.0 用に修正 |
| 2008/05/18 | 文章・プログラムの校正 |
| 2008/05/03 | Microsoft XNA Game Studio 2.0 ヘルプ ドキュメント - 日本語について追記 |
| 2008/03/28 | カテゴリに「その他」を追加 |
| 2008/03/10 |
XNA Creators Club メンバーシップの購入でプリペイドカードは使えなかったのでその点の記述を削除 クレジットカードについて年齢についての注意書きを追加 XNA Creators Club メンバーシップの購入で12歳未満は登録できない点を追加 |
| 2008/01/01 | XNA Game Studio 2.0 用に修正 |
| 2007/07/04 | ページ作成 |